日常

HP Chromebook 13 G1(W0T00UT#ABA)を買った

2016年7月27日

日本国内では未発売の HP Chromebook 13 G1 を輸入して購入しました。この記事では、本機の紹介と購入方法、使用しての感想をお伝えします。

HP Chromebook 13 G1 のスペック

※このスペックは今回購入したW0T00UT#ABAのものです。

  • OS: 64ビット版Chrome OS™
  • CPU: 第6世代 Intel® Core™ m3-6Y30 with Intel HD Graphics 515 (2.2 GHz インテル ターボ・ブースト・テクノロジー, 4 MBキャッシュ, 2コア)
  • メモリ: 4 GB LPDDR3-1866 SDRAM
  • ストレージ: 32 GB eMMC
  • ディスプレイ: 13.3インチ diagonal QHD+ UWVA WLED eDP BrightView (3200 x 1800)
  • キーボード: セパレート式フルサイズ・バックライト付きキーボード
  • ポート: USB Type-C™ 3.1世代2ポート; USB-A 3.1世代1ポート; 1 ヘッドホン/マイク コンボジャック
  • バッテリ: 3セル, 45 Wh リチウムイオンポリマー
  • 重量: 2.86 lb(約1.29kg)
  • ワイヤレス: Intel® Dual Band Wireless-AC 7265NGW 802.11a/b/g/n/ac (2×2) WiFi and Bluetooth® 4.2 Combo
  • TPM 1.2 Embedded Security Chip

Chromebookは、Chromeが持つ自動的なアップデートやサンドボックス機構、暗号化、セキュアブートなどのソフトウェア面と、TPMを搭載するハードウェア面で非常にセキュアな端末になっているのが特長です。本機は、アルミニウム製のボディとハイスペックな構成になっていて、従来販売されていた格安のChromebookよりも、GoogleオフィシャルなChromebook Pixelに近い仕上がりになっています。基本的にはCore i7を積んだChromebook Pixelのほうがスペックは高いのですが、Chromebook Pixelよりも本機のほうが重量は軽いですから負けず劣らずといったところもあります。

技適とPSE

国内でWi-Fiなどの電波を発する機器を使う場合には、技術基準適合認定(技適)が必要です。本機に搭載されている Intel Dual Band Wireless-AC 7265NGWは、技適を取得しているため日本国内でWi-Fiに接続して使用することができます。同梱されているユーザーズマニュアルにも適合機器だということが明記されています。(同ドキュメントの日本語版も公開されています)

また、本機はUSB-C Power Deliveryによる充電となります。付属するACアダプタにもPSEのロゴマークとNihon HPという文字が書かれていますが、アース付きのため普段使うには不便なことが多いと思います。僕は付属のACアダプタを使わずにAnkerのPower Delivery対応USB-C充電器を使っています。

購入方法

肝心の購入方法です。購入は、米国のAmazon.comを使用しました。Amazon.comが販売・発送してくれるのが一番良いのですが、あいにく本機はその対象となっていません。また、「HP Chromebook 13」で検索してもヒットしません。

商品の検索

検索は「SMART BUY 13 PRO M3-6Y30 4GB」でヒットすると思います。他のCPUモデルがいい場合には、M3-6Y30の部分を削って「SMART BUY 13」などで検索してみてください。

日本に発送してくれるマーケットプレイス事業者の見つけ方

今回、Amazon.comが日本には発送してくれないので、日本に発送してくれるマーケットプレイス事業者を見つける必要があります。

商品ページの右側に出てくる「Ship to:」の部分からCountry: Japanになるように設定するか、Amazon.comにサインインして住所が登録されていれば、そこに発送できるかどうかが表示されると思います。

このなかで、大抵は「This item does not ship to Chiyoda-ku, Japan.」などと書かれており、日本に発送できないよと言われます。その下にある「36 new from $587.14」のようなリンクを選択してマーケットプレイス事業者の一覧ページに移ります。

この一覧のなかでも太字で「Arrives between August 10-22.」のように書かれている事業者が日本への発送に対応しているものです。今回の場合ですと、「OneDealOutlet Online」や「JF3 Technology」、「DEALS#1」が日本への発送に対応する事業者のようです。

各事業者で送料が違うため、一見すると安い事業者もカート画面から支払いのページに移るタイミングで、送料がわかります。今回の場合、一見すれば「OneDealOutlet Online」が商品価格は安いのですが、送料もすべて加味すると「JF3 Technology」が最安になりました。

価格は変動していることも多いので、注文される方は一旦カートに入れてみて送料を確認して一番安い事業者を見つけてみると良いかと思います。JF3 Technologyで買いたい方はこのページにアクセスすると、JF3 Technologyが選択された状態の商品ページが表示されます。2016年7月27日時点では、JF3 Technologyの販売価格は$666.98で、送料が$75ですので、あわせて$741.98です。現在の為替(104円〜106円)で、7万8000円ほどと言ったところでしょうか。コンピュータには関税はかかりません。*関税を調べてわかったのですが、原子炉にも関税は掛かりませんでした。

ちなみに余談ですが、日本国内のクレジットカードでドル建て決済すると手数料が比較的高く掛かります。僕は、ソニー銀行の外貨口座で(円高のときに)ドルを買い、ドル建てのままSony Bank Wallet(VISAデビットカード)で決済をしています。ソニー銀行の外貨口座でドルを買うと、手数料が安く済みます。ほかにも、Amazon.comでは日本円建て決済もできたかと思いますのでお好みの通貨で決済してください。

発送・配達までの日数

JF3 Technologyに注文してから、発送までえらく時間がかかりました。マーケットプレイスは事業者によって発送までのスピードは差があるので仕方がありません。というか、Amazonが早すぎるだけかもしれません。

7月15日午前6時頃(日本標準時)に注文しました。発送の連絡がきたのが22日午前2時頃(日本標準時)です。ちょうど一週間掛かっているのですが、この発送までの一週間はJF3 TechnologyからもAmazonからも一切連絡がなかったので、ただ待つしかありませんでした。一週間も音沙汰がなく商品も発送されないと不安になってきますが、配達の目安で表示されている期間が過ぎるまでは待っておくのが良いようです。

荷物はFedExに預けられて、5営業日以内の配達が約束されたサービスです。25日午前10時前(日本標準時)に西濃運輸さんが荷物を届けてくれました。

使用感

届いてからまだ2日も経っていませんが、開封直後の感想は「思ったより大きい」です。普段、11インチのMacBook Airや、12インチのMacBookを使っているからか、13.3インチの本機はとても大きく感じました。そして、思ったより薄くないし重いです。この重さにはガッカリしました。でも、1.29kgってわりと普通のはずなんですよね。MacBookの重量は920gなので、それに慣れてしまったようです。残念。

また、アルミニウム製のボディなのですが、底面はアルミではありませんでした。普通のプラスティック製PCと同じです。これは更に残念でした。テーブルに置いている分には感じませんが、持ち運ぶときに気になってしまいます。これもMacBook品質にヤラれているのかも。また、よく見るとストライプが気になります。もっとマットな感じが良かったなぁと感じました。素材は違いますがMicrosoft Surfaceのようなマットな質感が良かったです。(SurfaceはVaporMgと呼ばれるマグネシウム合金)

良い点は、ディスプレイが大きくて(まぁまぁ)きれいなところです。Retinaのほうがもっとクッキリしていますが、iPhoneやMacBookに目が慣れていても大丈夫なくらいの解像度です。(スペック上の解像度はChromebook Pixelより良いです)

また、バックライト付きのキーボードも非常に入力がしやすく、この記事も本機で書いていますが、快適に文章を書くことができます。輸入品ですので、USキー配列ですから、普段JIS配列をお使いの方は注意が必要です。僕は普段からUS配列なので、普段通りの配列で良かったです。キーの配置はMacBookに似ているので、ミスタイプも少ないです。

また、MacBook(第1世代MacBook、Core Mモデル)はバッテリーがあまり持ちませんが、本機はバッテリーの持ちもよく、この点はとても良い所だと思います。Core m3の低消費電力を実感するところです(たぶん)。

届いて2日目までの感想は以上です。

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