最近買って良かったものを5つ紹介します。
brother ドキュメント・スキャナー ADS-2800W
僕の周りでは富士通の ScanSnap を使っている人が多いような気がしますが、ScanSnap は設定にPCが必要だとか、ソフトウェアのインストールが必要だと聞いて買わずにいました。しかしながら、家には郵便物や書類が増えていて、書類をためている棚の中で雪崩が起きていたため、デジタル化して捨てられそうなものは捨ててみようと思い、PCがなくてもクラウドに自動アップロードできる製品を探して見つけたのが、ブラザーの ADS-2800W でした。
ADS-2800W の良い所は、PC不要でセットアップが済むところ(クラウドアップロードには最低限スマホが必要)、セットアップ後にはPCもスマホも必要なく単独でクラウドアップロードできるところ、そしてOCRが優秀なところです。
OCRがすごい
この機種を買って使ってみてから気がついたのですが、OCRの精度がめちゃくちゃ高いです。検索可能なPDFになっていますので、スキャンさせたあとに文字列で書類を検索できます。日本語も大丈夫です。また、Macのプレビュー.app ではOCRで起こされた文字列をコピペできました。小さい文字で書かれた賃貸借契約書も大丈夫でした。
Google Drive にアップロード
スマホで初回だけGoogleアカウントと本機を連携させたあとは、本機単独でアップロードが行えます。最初はMicrosoft OneNote にアップロードするように設定したのですが、OneNote は残念ながら日本語でPDF内を検索できませんでした。Google Drive では、日本語も検索できました。Google Drive の検索ボックスにキーワードを入れるだけで無造作に放り込まれたPDFを探し出せるようになってかなり捗っています。
コクヨ 静音シュレッダー KPSMX100W
クレジットカードの明細、スキャン済みの書類や、宅配の不在連絡票、通販で買ったダンボールに入っている納品書なんかはそのままゴミに捨てるのってわりと怖いと思っていて、クレジットカードの明細にはクレジットカード番号の先頭12桁、通販の納品書には下4桁が書かれていたりしていて、一緒に捨てるのはかなり危ないと感じて買ったのがコクヨの静音シュレッダー KPSMX100W です。これのAmazon版もあるようなのですが、なぜかAmazon版よりもヨドバシで売られているコクヨ版のほうが安かったです。
ホントに静音
高校の頃にも実家でシュレッダーを使っていたのですが、家庭では白昼でも使うのが忍ばれるくらいにうるさくて、シュレッダーってうるさいものだと思っていましたが、本機は夜中に使っても大丈夫なくらい静音でした。マンションでも気にせずに紙を食わせてあげることができます。お値段も税込み7,680円とお手頃です。
SONY Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン MDR-EX31BN
ノイズキャンセリングイヤホンは Bose QuietComfort 20 も持っていますが、あまりにノイズキャンセリングが強力すぎて外で使うのは怖いし、有線タイプなので演算部の箱が大きすぎて新幹線や飛行機でしか使っていません。外でも気軽に使えて、なおかつ電車の中のゴーーーという騒音を軽減したいなと思い買ったのが MDR-EX31BN です。
ノイズキャンセリング、期待以上
Bose は怖いくらいノイズキャンセリングされますが、 MDR-EX31BN は安いしなーと思ってホドホドのノイズキャンセリングを想像していましたが、なかなかちゃんと騒音が消えました。昭和通りを歩いたり、地下鉄に乗っていると実感します。
ワイヤレスはやっぱり便利
外で使うワイヤレスヘッドホンは SENNHEISER、室内では SONY と JBL を使っていて、イヤホンではなくヘッドホンだとケーブルが全然ないので取り回しが便利でかばんに放り込んでおけるのですが、 MDR-EX31BN も小さくて便利だしヘッドホンと違ってコントローラを見ながら操作できるので使いやすいと感じました。
aptX・AAC対応で音質もそれなり
この機種には音質モードがいくつかあって、高音質にすると aptX もしくは AAC が使えます。iPhone では AAC が使われているはずです。低遅延で有線タイプのイヤホンと差も感じませんでした。そんなにオーディオや音質にこだわっているわけではないので聴く人が聴けば違うというのかもしれませんが、大きな通りや電車内で聴くのには十分そうです。
京セラ・au タブレット Qua tab KYT31
防塵・防水タブレットです。Amazon で白ロムを買いました。SIMは入れていません。お風呂専用タブレットです。長風呂になってしまうという副作用はありますが、お風呂の中でも捗ります。Chromeで検索してもいいし、Hulu、Netflix、Amazonプライムビデオで好きな作品を楽しむのも良いです。
軽い、薄い、高精細
この機種、安いわりに解像度も1,920×1,200(WUXGA)でなかなかです。そして薄くて軽いです。
スピーカーが超絶にショボい
スピーカーが驚くほどショボいです。防水Bluetoothスピーカーを買わないといけないレベルです。聴いていられません。(もしかすると設定で改善する・・・?)
Arq Backup
最後は物品ではなく、いまイチオシのバックアップソフトウェアです。いままで、Crashplan や Backblaze、(Bitcasa)、NAS などいろいろなソフトウェアを試しましたが、どれも通信速度が遅かったり、ソフトウェアがJavaでメモリ爆喰いして落ちたり、料金体系の都合で複数台をバックアップしようとすると個人向けにしては高額になったりと、なかなか自分に合うものが見つかりませんでした。そんなときに見つけたのが Arq Backup です。Mac と Windows に対応しています。どちらもネイティブクライアントアプリケーションで、Javaを使っていません。
ストレージを自由に選べる
いまのところ、すべてのニーズを満たしてくれるソフトウェアです。Arq Backup はバックアップソフトウェアであって、前述のバックアップサービスと違ってストレージを提供していません。その代わりに Amazon S3 や Google Nearline Storage、Dropbox、Google Drive、Amazon Cloud Driveなどのオブジェクトストレージやオンラインストレージサービスを自分で選択することができるようになっています。Google Nearline や Amazon S3 低頻度アクセスストレージに対応しているため、低コストでバックアップを保存できます。
何台のPCでも大丈夫なライセンス
ライセンス体系がユーザあたりの料金になっているため、何台のPCがあっても料金は変わりません。Backblaze ですと1台あたり5ドルとなっているため、3台のPCをバックアップしようとすると15ドル掛かってしまうことになりますが、Arq Backup は台数関係なしです。また、Mac・Windowsでも1ライセンスで大丈夫です。
高速な圧縮、重複排除、暗号化
Arq Backup は、Mac の TimeMachine のように差分バックアップして過去の日付に遡った状態でファイルを復元できます。LZ4による高速な圧縮、Rsyncのようなブロックごとの重複排除を備え、ファイルはアップロード前にPC側で暗号化されるため、ストレージ事業者からはなんのファイルがアップロードされているかわかりません。
安くて速い
実際に使ってみると、Amazon S3 の API を直接叩くため、アップロードもダウンロードも爆速です。海外サービスのように初回バックアップに2週間掛かるようなことはありません。料金も Nearline なら約1円/GB、S3 低頻度アクセスストレージでも約2円/GBです。100GBバックアップしても月額200円です。(録画を無限にバックアップするような使い方をするとそれなりにお金が掛かるかもしれません)
買ってみて気に入っている5つの製品を紹介しました。ぜひ使ってみてください。